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てん(天丼)とぎゅう(牛丼)と30D 

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2008年 05月 26日

幸せの先っぽ

幸せの先っぽ_c0116787_13544122.jpg



昨日と一昨日のコメントのお返事をまとめてさせて頂きました。申し訳ありません。

皆さんとコメント欄を通してお話をさせて頂いている、私にとってとても楽しく嬉しい時間で励みにもなっております。

いつも、ありがとうございます。

そして、またしても申し訳ありません。本日はコメント欄を閉じさせて頂きます。皆様のところにも明日には必ず!!

またお付き合い頂ければ幸いです。

※なんでぇ?と思われる方用にMoreにあれこれを書かせて頂きました。




始めに完結に説明します。牛丼の体調が悪く、PCに向う時間が少ないのと、少しでも側に
いたいと思う私の我侭でした。本当に申し訳ありません。
昨日よりも落ち着いてきているので、明日は大丈夫だと思います。

ブログを通してワン友達が増えましたので、ここで牛丼について書かせて頂きます。
病気についてなので読みたくない方はスルーして下さいね。

牛丼は今7歳半ちょいで闘病中です。病名は僧房弁閉鎖不全症。
2歳の時に心雑音が発覚しましたが、こんなに早く悪化する様子はありませんでした。
それが2年程前から急に心雑音のグレードが上がり、本格的に投薬開始。
犬の場合、手術例が極めて低く、基本的には投薬により進行を遅らせる事しか出来ません。

薬が合い、症状が落ち着く。そこから暫くは安定。のはずが、牛丼の場合はその暫くの期間
が異常に短く、安定したと思ったら悪化、投薬、悪化の繰り返しで・・・。
悪化するスピードが前例がないほど早く、1年ほどでグレードは最終段階に近づいていきま
した。

そして1年前、ちょうどこのブログを始めた直後、心不全を起こしたんです。
興奮や緊張でいつ心不全と肺水腫になってもおかしくない状態だとはわかっていましたが...
やはりショックは大きかったです。
それから投薬内容を強化し、心肥大が少しずつ落ち着いていきました。

が、それも長くは続かず、去年の10月末に2回目の心不全。今回は症状も厳しいので、即、
入院となりました。
入院した次の日の午前中、牛丼の枕やご飯を持って病院に行き面会。
酸素室に入り、早く出せよ!と怒られつつも、また明日ね。となだめ帰宅しました。
その日の夜、牛丼の様子を相方に話つつご飯を食べていたら1本の電話が・・・
『牛丼君が急変し、心肺停止しました!急いで病院に来て下さい!!』

病院の手術室にいろんな機材をつけられた牛丼が寝かされていました。
肺に水と血が貯まったので全身麻酔をされ、意識もありません。蘇生処置が続きます。
何とか落ち着き、先生の言葉。
『今夜が峠です。これを乗り切って半年生きた子もいます。頑張りましょう!!』

それからICUに入った牛丼に1日2回、会いに行く日が続きました。
とても苦しそうで...正直、このまま終わる事も考えられる中、蘇生が牛丼にとって良かったの
かと悩んだ日々でした。全くご飯を食べない牛丼。このままでは腹水が溜まる・・・。
みるみる痩せていきます。急いで酸素室をレンタルし、連れ帰りたいとお願いしました。
少し強引に退院させて頂き、一緒に帰りました。

それから24時間体制で牛丼の看護が始まりました。相方が帰宅して寝るまでの間が、私の
睡眠の時間です。年を越せるかどうかもわからない状態でした。
それでも、スプーン1杯食べた!今日は2杯!あっ、少し安定して寝ている!!と、何でもない
事が嬉しい日々になりました。
酸素室から出る時間も少しずつ増え、牛丼の目に力が出てきました。

12月の記事でも【あまおう】のMoreと【約束】というのに書かせて頂いたのですが、、、
それは牛丼が蘇生処置をしている時に、相方が『牛!お散歩行こう!!』と呼びかけたら、それ
だけには反応し、こちらを見た事。
またいつ急変するかわからない状態。お散歩に行けばそのままお別れになるかもしれない...
それでも牛丼が望む事。覚悟を決めてお散歩へ。
無事に終え、駐車場の車に戻った時に手が震えている事に気づきました。

その時から、もうすぐ半年が経ちます。
今の状態は、もう薬では心肥大を落ち着かせる事ができないようです。
心臓が大きくなっているため、気管や食道が狭くなり、他の臓器も圧迫されています。
動かなくても咳き込みや息切れをするようになりました。
ここ数日は食欲も落ち、牛丼自身も体調を悪く感じているようで不安になり、私に張り付いて
います。それでも、お散歩に行きたい!と訴えていたので、土曜日に行ってきました。

お散歩後、低気圧の通過(気圧の変化によって体調が左右される場合があります)。
疲れや食欲の低下は免疫力も低下させてしまいます。
いろんな事が重なり、PCに向えませんでした。

重い話になります。
相方と何度も相談し、次の発作が起きたら蘇生処置はせず、そのまま静かに眠らせようと...。
1秒でも長く一緒にいたい気持ちが正直なところですが、牛丼にとって楽しみもなく苦しいだけの
時間になってしまうからです。私たちのエゴで牛丼を苦しめたくないのです。

ホントなら倍は生きれる年齢。それならば、太く濃く最後まで牛丼らしく。
そして、最後のひと時まで一緒にいようと思います。
ちなみに今、牛丼は私の膝の上で寝ています。

長い文章で重い話を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

by tendon-gyudon | 2008-05-26 15:28 |


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